元気が出る映画を探している方へ。
「元気が出る」、普通の中年が主人公の、イギリスの映画をご紹介します。
三作とも、実話が基になっています。
目次
1)「ファントム・オブ・ジ・オープン 夢追う男」
原題 | The Phantom of the Open |
上映時間 | 106分 |
公開年 | 2022年(イギリス) 日本では劇場公開なし |
働いてた造船所が閉まることになり、何をしようかと考えていたモーリス・フリットクロフト。テレビで、ゴルフの大会で優勝すれば、大金がもらえると知り、ゴルフを始める。練習のため、ゴルフクラブに入会しようとしても、クラブの会員に紹介してもらわらないと入会できなかったり、排他的な世界だった。
全英オープンの参加応募の書類を偽装し、参加資格を得る。結果、大会史上最悪のスコアを出し、一躍、有名になる。
その後も、偽名を使い、変装し、全英オープンに再度、参加したり、ゴルフを続ける。保守的な小さな町では、笑い者にされ、ろくな仕事に就けず、住んでいた家も売り払う。義理の息子にも嫌われ、責められる。
絶望して、死のうとしていたモーリスに、アメリカから、奇跡の手紙が届く。
四十代でゴルフを始めて、才能を開花させた男性の話かと思っていたら、全くちがっていました。
終盤は感動の涙が止まらなくなりました。
見た後、幸せな気持ちになる映画です。
ファントム・オブ・ジ・オープン Amazonのページ2)「ドリームホース」
原題 | Dream Horse |
上映時間 | 113分 |
公開年 | 2021年(イギリス) 2023年(日本) |
舞台になった場所 | ウェールズ |
ウェールズの小さな村に住むジャン(トニ・コレット)は、若くして妊娠、結婚し、今は夫と二人暮らし。
親の介護、スーパーのレジ、パブのウエイターのパートの繰り返しの毎日。人生に物足りなさを感じていた時、競走馬の馬主になることを思いつく。
本当に’なけなし’の貯金をはたいて、血統の良い牝馬を購入した。ジャンは、村民に、共同で馬主になることを提案する。皆の夢を背負ったドリームは奇跡的にレースで勝利を重ねる。ジャン役のトニ・コレットが好演しています。(いつも演技が素晴らしいです)
エンドロールに素敵な仕掛けがあるので、最後まで見てみてください。
ドリームホース Amazonのページ3)「ロストキング」
↑飛行機の中で、2023年3月に見たけど、映画館でも見ました。
原題 | The lost king |
上映時間 | 108分 |
公開年 | 2022年(イギリス) 2023年(日本) |
舞台になった場所 撮影地 | Edinburgh(スコットランド) Leicester(イングランド) |
フィリッパ(サリー・ホーキンス)は筋痛性脳脊髄炎を患いながら、二人の息子を、別居中の夫(スティーヴ・クーガン)と協力して育てている。
職場で、新しいプロジェクトのチームメンバーにフィリッパは選ばれず、金髪の若い後輩が選ばれる。憤りを感じたフィリッパは上司に抗議するが、上司は全く聞き入れない。息子の学校の行事で、シェイクスピアの演劇を見に行ったフィリッパは、リチャード3世に興味を持ち始める。歴史的には、卑劣な、醜い男と伝えられるリチャード3世は本当は、そんな人では、ないのでは?と感じたフィリッパ。
ときどき、リチャード3世が姿を見せるようになり、仕事を休み、彼の遺骨の捜索、発掘活動に夢中になっていく
別居中の夫を演じたスティーヴ・クーガンが脚本を担当しています。
クスっと笑えるシーンもある、いい脚本だと思います。
全部が順風満帆に進んだわけでは、なく、理不尽さに腹立たしくなる場面も多いです。
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