2022年10月にオープンした複合商業施設「バタシー発電所」「Battersea power station」に行ってみました。
「バタシー」はテムズ川の西南にあるエリアです。
「power station」は「発電所」という意味です。
「発電所」が操業停止してから、39年(!?)経ち、やっと新しい形態の建物として、開業しました。

目次
1)バタシー発電所「Battersea power station」とは?
「Battersea」は、犬と猫の保護施設があることでも有名です。「Battersea」の話をすると、「犬と猫の保護施設が有名だよね」って言うイギリス人が結構います。
↓この本にも「犬と猫の保護施設」のことが書かれていました。

イギリスではなぜ散歩が楽しいのか?
バタシー発電所の歴史
1929年 | 発電所建設の計画が開始される。 「赤い電話ボックス」のデザインで知られる有名な建築家 ※「ジャイルズ・ギルバート・スコット」も計画に参加する。 当初の企画では、発電所の煙突は円形では、なく、 角形だった。 |
1933年 | バターシーA発電所が操業開始。 |
1935年 | バターシーA発電所が完成。 (既に操業済だったが、建設は続いていた) |
1944年 | バターシーB発電所が電力供給を開始。 |
1955年 | 4本目の煙突が完成。 |
1980年 | 指定建造物に登録される。 グレードIIの指定文化財に登録される。 |
1983年 | 発電所閉鎖、電力供給停止。 |
2007年 | 指定文化財のグレードが グレードⅡ*に引き上げられる。 |
2012年 | 現在の株主に購入される。 |
※「ジャイルズ・ギルバート・スコット」は、後に、バンクサイド発電所の設計(現テートブリテン)にも参加しました。
戦時中、イギリス空軍(RAF ロイヤルエアフォース)は、発電所の煙突から出ている煙を目印にしてイギリスに帰って来ていたそうです。
また、ドイツ空軍(Luftwaffe)も、この発電所の煙突から出ている煙を目印にしていました。これが、発電所が大規模な被害を免れた理由です。
↓「ピンクフロイド」のアルバムのジャケットに使われました。

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・「Battersea power station」アクセス
去年(2022年)、地下鉄Northern line「Battersea power station」駅が開業しました。
「Battersea power station」は「Battersea power station」駅から徒歩5分くらいでした。
2)「Battersea power station」どんなお店が入ってる?
飲食店は「スターバックス」、「クロスドーナッツ」、「ラデュレ」などのチェーン店がありました。
お客さんの量に対して、カフェが少し足りていない印象でした。
建物の外には、「Kova」という日本のケーキのお店もありました。

私が行った日は雨がずっと降っていました。外の席は使えず、「Kova」で購入したケーキを施設の中のベンチに座って食べました。

「ユニクロ」や、サステナブル衣料の「Petit PLi」(伸びるので、ずっと着られる)のフラッグショップ他、シャネルなどの高級ブランドも出店していました。

ロンドンの住宅は、ずっと高騰しています。このバタシー発電所の周りには新しいマンションがたくさんあります。
めちゃめちゃ高いみたいです。
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