イギリスの国民的チョコレートメーカー 「キャドバリー」の創設者のひ孫が創設した、チョコレートブランド【ラブココア】のチョコを食べてみました。
【ラブココア】はサステナブルな経営、製造をしている、高級チョコレートブランドです。
目次
1)チョコレートの暗黒の歴史 奴隷労働 キャドバリー
キャドバリー社は長年、ポルトガルの業者からカカオ豆を買っていました。
そのカカオ豆は、アンゴラ人がサントメ島で奴隷のように(首に輪を付けられたり、言うことを聞かないと、体の一部を切られる等)働かされて作られたものでした。
表向きには「契約を結んでいる労働者」、「アンゴラと行き来自由」とされていましたが、サントメ島から帰ったアンゴラ人は一人もいなかったそうです。
キャドバリー社は、長年、その事実を知りながら行動を起こしませんでした。カカオ豆の入手が難しくなると、生産、自社の利益、従業員の生活に影響が出るからです。
キャドバリーが、その農園を運営していたわけでは、ありませんが、奴隷のように働く人々により、安価に材料を仕入れられるという恩恵を受けていました。
イギリスで、「チョコレートのための奴隷労働」が問題になり、キャドバリー社は抗議されました。それでも、新しいカカオ豆の仕入れ先から安定してカカオ豆を仕入れられる目途が立つまで、ポルトガルの農園からカカオ豆を買い続けました。
キャドバリーの創設者の ひ孫は、そういったことを省みて、「ラブココア」を始めたんだと思います。
「キャドバリー」の「デイリーミルク」チョコレートは、サステナブルなカカオ豆から作られています。
2025年までに、「キャドバリー」の全製品をサステナブルなカカオ豆から作ることを目標にしています。
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↓この本から情報を得ました。
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2)【ラブココア】のサステナブルな点
2-1 チョコレートの原料「カカオ」生産者へ最良の対応
主に先進国で食べられるチョコレートなどの嗜好品。チョコレートの原料のカカオを栽培している国は、とても貧しいです。
「ラブココア」は最高のカカオをセレクトするだけでなく、「サステナブルな方法で原料を得る」、「出所を確かにすること」を徹底しています。
「ラブココア」と共に働く「供給者」
- カカオ生産者に市場価格より高い価格でカカオを買い取ることを約束している
- カカオ生産者と直接取引するので、「中間業者」がいない
- 良いカカオ栽培方法確立のため、カカオ生産者と共に努力している
2-2 環境に優しい、「脱プラスチック」パッケージを目指す
「ラブココア」のパッケージはリサイクル可能、たい肥化可能です。
プラスチックのアルミホイルを植物由来の、たい肥可能のフォイルに変えました。

2-3 一商品、売れるごとに一本、植林をしている
「ラブココア」はチョコレート産業が熱帯雨林促進、地球温暖化に加担していることを傷み、製品一つ売れるごとに一本の木を植林しています。
2020年は1年間で500,000本の木を植林しました。
植林活動をしているのは「パナチョコ」と同じですね。
【ビーガン】【ローチョコレート】サステナブルなパナチョコ【Pana choco】を食べてみた
「ラブココア」のダークチョコレートには世界でも珍しい、エクアドル産のカカオ「The National」が使われています。このカカオがフローラルな味と芳醇なアロマを生み出します。
3)「ラブココア」どこで買える?
〇日本〇
ラブココアが買えるオンラインショップ
1.「ラブココア 公式HP」
https://emdm.jp/blog/love-cocoa/
2.「イギリス版 モンドセレクション」のような賞「グレート・テースト」認定の商品が買えるサイト「グレート・テースト」
「グレート・テースト」の「ラブココア」のページ
〇イギリス〇
「Whole foods market」や「Waitrose」には置いていませんでした。
デパート「Liberty」の一階で、やっと見つけました。

4)「ラブココア」チョコレート食べてみた
「ラブココア」のチョコレート Salted Caramelを食べてみました。

塩の粒がキラキラしていてキレイです。

しょっぱさと甘さが混じりあって、おいしいかったです。
裏面に、どんな飲み物が、このチョコに合うか書いていました。

「シャンパン」と合うそうです。
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