「ロンドン」で検索すると出てくる画像の一つが「セントパンクラスインターナショナル」があります。
今では、ユーロスターの終着駅として賑わっている、この駅ですが、信じられないことに、長年、放置されていました。


目次
1)「St.Pancras station International」セントパンクラス インターナショナル駅はユーロスターの終着駅
「セントパンクラス」駅は1866年から68年に、かけて「ミッドランド レイルウェイ」の、ロンドンの終着駅として建設されました。
この駅の構内にある「The Midland Grand Hotel」(現セントパンクラス ルネッサンス ホテル)は1873年に完成しました。
このゴシック調の傑作建築は、鉄道駅直結のホテルの中で一番の煌びやかさでした。
戦後、「ブリティッシュレイルウェイ」の事務所として使われていた、このホテルは1960年代に「取り壊し」の危機にさらされますが、「John Betjeman」の詩に感化された、保護を訴える人々によって守られました。
90年代のキングスクロス周辺は、ナイトクラブや、アーティストのハブとして知られていましたが、同時に犯罪が多く、キングスクロス駅前には売春婦がたくさんいたり、近づきたくないエリアとして有名でした。
2001年に「ユーロスター」の、「セントパンクラス」駅までの延線工事が始まりました。(それまでは’ウォータールー駅’が終着駅だった)
これが「キングスクロス」周辺に光が差す、きっかけになりました。
2007年、「ユーロスター」の終着駅「セントパンクラス インターナショナル」駅が開業しました。
その後、2004年に「ホテル」の再開発計画が認められ、やっと改装、修繕工事が始まります。
2011年に(結構、最近な気も…)再オープンを果たしました。
「セントパンクラス ルネッサンス ホテル」のラウンジに行ってみた
私は、このホテルのバーに行ってみました。内装はシック、豪華で、「荘厳」という単語を使えるくらいの雰囲気でした。
飲み物はカクテル1杯 £20(約3,000円)くらいでした。


3)セントパンクラス、キングスクロス周辺で撮影された音楽MV
3-1 「スパイス・ガールズ」 「Wanaa be」
セントパンクラスが放置されていた期間の中の様子はイギリスのスーパースターグループ「スパイス・ガールズ」の代表曲「Wanaa be」のミュージックビデオで見られます。
※若い方で、「スパイス・ガールズ」を知らないと思っている方も、この曲は聴いたことがあると思います。
3-2 「オアシス」「Supersonic」
「アオシス」の「Supersonic」のMVは「キングスクロス」近くのビルの屋上で撮影されました。
改修中なのか、布?で覆われているセントパンクラスが映りこんでいます。
4)キングスクロスの再開発 関連の映画「こわれゆく世界の中で」
「キングスクロス」の再開発プロジェクトを担当する建築家役をジュード・ロウが演じている映画があります。
「こわれゆく世界の中で」です。
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