「外見に厳しい」「外見にうるさい」日本。辛い「ルッキズム」から解放されるには?

ルッキズム

「ルッキズム」とは「外見の美醜によって人をジャッジし、容姿がいい、悪いで差別すること」です。

日本でだけ「外見」でジャッジされたり、いじめられたりするという訳では、ないと思います。

イギリスのオペラ歌手「ポール・ポッツ」も外見のせいで虐められ、自己肯定感が低かったです

韓国の方が日本より外見至上主義で、整形している人がたくさんいます。

ただ、日本は「他人の外見に厳しい」「美醜観が画一化されている」と思います。

「ルッキズム」から解放されるには、どうしたら、いんでしょうか。

目次

1) 「他人の外見」にうるさい、厳しい日本

日本人は他人の外見に対して言及してくる人が多いです。

・(男性、家族から)「太った」「お腹が出ている」「足が太い」等

・(女性から) 「私の方が可愛い」、「負けた」などの無意識にされる格付け。

女性から特に言われることは、あまり無いけど(「太った」「痩せた」「メイク」についての言及くらいだと思います)、自分自身、外見で判断していることがあるので「嫌だな」と思う反面、沁みついた、この特性、なかなか治りません。

kiki

1-1「生まれ持った外見特徴」、「体質」にも言及する

私の、地元に住んでいる友人は県外から来た中年男性に

「君は秋田出身なのに肌がキレイじゃないね」

と言われたそうです。

秋田は「秋田美人」が有名で肌がキレイな人が多いので男性は、「秋田出身なのに」と付けました。

kiki

友人は敏感ニキビ肌で、友人がケアを怠っているから、そういう肌状態になっているワケでは、ありません。

「生まれ持った肌質」なんです。

彼女は「ニキビ」があることが小学生の頃からのコンプレックスでした。自分で、いろんなスキンケア用品を調べ、試し、現在、彼女の肌は落ち着いています。

私の同級生の男子には女子の外見コンプレックスに関係した「あだ名」を付けてくる人がいました。それも、「天然パーマ」など なので、生まれ持ったものです。

酷い話です…。

1-2 つらいルッキズム 私の体験談 「家族で私だけ太っていて、一重」

・小学校高学年から太り始め、家族で自分だけ一重、太っていた

・妹はミス〇〇高の超絶美少女で、比べられる

妹を妬んだことは、ありません。

あまりに似てないので、妹は「本当に、お姉ちゃん?」と言われていたみたいです。

思春期の頃は、なかなか痩せられなくて、大人になっても「痩せる→リバウンド」を繰り返していたけど、今はダイエット成功して、普通体形です。

更に、メイクを研究して、妹に「イリュージョン?」(イリュージョンを使ったの?という意味)と聞かれるくらいの腕前になりました。

思い返すと、高校の時は「スクールカースト」があったり、外見のことで嫌な思いをしていました。

今、「外見」のことで悩んでいる中高生の方も、年齢が上がってくると、悩みは小さくなっていくと思います。

こちらの記事もどうぞ。

kiki

2-3「化粧やダイエット」で、外見は、ある程度、変えられるけど、終わりがない

あるSNSで、「私はブスだと自覚してます。」という一文をプロフィールに書いている日本人女性を見たことがあります。

私は「自分はブスだから」と言う人は好きじゃないけど、この時は「辛い思いをしたんだろう…」と、かわいそうになりました。

女性は化粧や自分に合った服を知ることで、かなり変わることが出来るけど、終わりがないんですよね。

「目は満足いくメイクが出来るようになったけど、鼻が大きいのが気になる…」とか。

「自分はブスだ」と言って何も変えようとしない人は好きでは、ないけど、そこまでの気持ちになってしまうのは、子供の頃から周りに容姿について言われ続けた結果、当然なのでは、ないかと思います。

(矛盾しているようだけど、外見は自分の気持ちに影響することがあるので、自分で、「〇〇が嫌だ」と思っている箇所で変えられる余地がある場合は変えた方がいいと思います。

「私はブスだから」「太ってるから」って、いつも言われていたら、聞かされる方は「そんなことないよ」って、いつも言わなきゃいけないから疲れてくると思います。

「言葉は言霊」なので、自分でブスって言ってると、本当にそうなっていくから言わない方がいいと思います。)

3)画一化されている日本の美醜観

3-1 少数派の人が社会から排除されている

日本は外国人が少ししか住んでいなくて、住んでいても「よそ者」という扱いになっている場合が多いです。

https://www.internations.org/expat-insider/2021/best-and-worst-places-for-expats-40108

「外国人なら、最近は、たくさんいるじゃないか」と思うかもしれないのですが、日本人のコミュニティーに入れている外国人は珍しんでは、ないでしょうか。

ロンドンの化粧品店のショーウィンドー

3-2 ルッキズム メディア、雑誌の責任について書いてある本

日本人が考える美人は

  • 痩せている 
  • 目は二重
  • 鼻は小さくて、鼻筋が通っている

こんな感じでは、ないでしょうか?

日本のテレビ局の女子アナウンサーは「美しさ」も一つの採用基準になっています。(大学のミスコン出身者や元アイドルがいたりしますよね?)

「テレビに出るのだから、美しい方がいいに決まってるだろう!何言ってんだよ」という意見があるかもしれません。しかし、この「当たり前」とされている考え方に疑問を持っていくことが必要です。

「当たり前」と、皆が考え、決めつけ、他の人に押し付けている考え方が人々を苦しめていることがあるからです。

海外のニュースを見ると、日本の朝のニュース番組に出てくるような人は出てきません。雰囲気がちがいます。(日本の、夜のニュース番組は、少しだけ雰囲気がちがうかもしれませんが)

外見に対する、「無意識の偏見」について書かれた本 二冊をご紹介します。

・「あなたにもある無意識の偏見 アンコンシャスバイアス」

ニュース報道は正確さが重要です。とくにキャスターやアンカーは、そのニュースを簡明にまとめ、本質的に大切な部分をすばやく判断して論じる知性が第一義として求められます。実際に先進国では、日本ほどの美醜のこだわりがありませんし、(まったくないわけではありませんが、程度問題ということです)ダイバーシティを意識しているので、アフリカ系のキャスター、アジア系のキャスターなど多様性が見られます。

「あなたにもある無意識の偏見 アンコンシャスバイアス」 より 

心理学の研究では、毎日テレビに登場する人たちがあまりにきれいな女性、男性たちばかりであることから、人と比較(「社会的比較」と呼びます)することで落ち込みやすくなったり、SNSで美人ばかり見ていると、とくに女性のあいだで気分が下がったりするという現象が取り上げられています。

「あなたにもある無意識の偏見 アンコンシャスバイアス」 より

また、テレビに登場する「きれいな」女性たちがみんな痩せすぎている(スリムすぎる)ことも、日本の女性たちに体型満足感を強める悪影響を及ぼしているようです。

「あなたにもある無意識の偏見 アンコンシャスバイアス」 より

あなたにもある無意識の偏見 アンコンシャスバイアス (KAWADE夢新書) [ 北村 英哉 ]

価格:979円
(2022/1/23 04:02時点)
感想(0件)

・「平等ってなんだろう?あなたと考えたい身近な社会の不平等」

ほかのみんなも思っていることなので、当たり前のこととして、そう思ってしまう。テレビや雑誌のなかで、「こういう人が美しい」という決まったパターンを繰り返し見せられるから、ほかのタイプの美しさには、なかなか気づかない。だから、メディアの責任はとても大きいと思います。もちろん、背景には、美容業界やダイエット業界の影響もあります。

だから、私たちは積極的に「美の基準」を多様なものにしていかなければならない。

「平等ってなんだろう?あなたと考えたい身近な社会の不平等」 より

↓イギリスのアパレルブランドのオンラインストアのページです。(ぽっちゃり体系の人専用のブランド、ラインでは、ありません。)

4)容姿が良ければ、幸せなのか?

何が「幸せ」かは人それぞれ違います。

kiki

「容姿が良い」ことが絶対的な「幸せ」を意味するとは思いませんが、子供の頃に「ブス」など酷いことを言われ続け、自己肯定感が低くならない面は、よいのでは?と思います。

「自己肯定感」が低いと、損することがたくさんあるからです。

「ルッキズム」、「自己肯定感」がテーマの映画についての記事があります。

「ルッキズム」がテーマの映画2作「自己肯定感」、「自信」の大切さが分かる 

5)「ルッキズム」の呪いから解放されるには?

5-1 「自分は自分」どんなに、他人をうらやましく思っても、その人には、なれないと自覚する

「あの人みたいな顔になりたい」と、うらやましく思っても、メイクやダイエットで近づくことは出来ますが、その人には、なれません。

逆に言うと、自分という人間は、この世界に一人しかいません。

たとえば、私は鼻が大きいです。「整形する」以外、鼻を小さくすることは難しいです。

(顔の他のパーツを目立たたせると、鼻に目がいかなくなるので、アイメイクで目を目立たせるなどしています。)

ヘミングウェイの、この言葉を思い出しました。

Now is no time to think of what you do not have.Think of what you can do with that there is”

「老人と海」ヘミングウェイより

意味:「今は、自分が持っていない物について考える時じゃない。今、ある物で何が出来るか考えろ。」

自分と他人を比べて、落ち込むことがあるけど、「他人は他人」で、「自分」とは違います。

「自分が持っている物で勝負する、自分が持っている物を磨く」しかないなと思います。

5-2 褒めてくれる人と一緒にいる、貶してくる人とは離れる

「ルッキズム」から解放されるには褒めてくれる人と一緒にいて、貶してくる人とは離れるのがいいです。

「自己肯定感」の高低は、その人の実力や容姿の優劣に関係ないことがあります

周りからの言葉が大事です。

「自己肯定感」が低い人が「自分はキレイだ」と自分に言い聞かせて継続することは難しいです。(無理に、キレイと思おうとして苦しまなくていいけど、「ブス」とか言ってくる人と、わざわざ一緒にいる必要は、ないと思います。)

私自身、たまに外見について悩むけど前より気持ちが楽になって「まあいっか」と思えてきました。

こう書くと、

よく言えるよな。

自信あるんだ。

どんな顔してんだよ。

と思うかもしれませんが、

私はマウンティングしない限り、自分をキレイだと思っている方がいい(超絶美人という意味じゃありません(><))と思っています。逆に「自分はブスだ」と思い続けて、良いことは一つもないと思います。

「ルッキズム」の呪いについての、おすすめの映画は、こちらです。(動画配信されていません。)

【中古】 ペネロピ /クリスティーナ・リッチ,ジェームズ・マカヴォイ,キャサリン・オハラ,リース・ウィザースプーン(出演、製作),マーク・パランスキー(監督),ジョビィ 【中古】afb

価格:1,180円
(2021/6/26 20:55時点)
感想(0件)

こちらの記事もどうぞ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUT US

バルサlillyingermany
山奥の米農家長女。27歳で初めてパスポートを作って台湾へ。ヨーロッパは、「別の世界」だと思っていました。日本で英語を使う仕事した後、ワーホリ申し込み不可の年齢になってからイギリス語学留学。 その後、スイスでworkaway(自分で探して手配したから無料)とヨーロッパ旅行。その後、ドイツで一年半生活。ドイツ一年目は、イギリスに10回渡航。 趣味は「イギリスが舞台の映画、ドラマを見る」、「知らない街散策」、「読書」etc。イギリスが好き過ぎて、「イギリスが舞台の映画」をたくさん見ているので、「この映画の、この場面で、△△が出てくる」など詳しくなりました。ブログで紹介している映画、ドラマは99%、自分が見たものです。 サステナブルな暮らし開始。(少しずつ)。通信制大学で社会学を勉強し始めました。 ブログは私が「行ってみた」「使ってみた」等、経験を基に書いています。「なんでもやってみてから納得するタイプ」です。