イギリス カフェ「プレタ・マンジェ」社会貢献、コロナ渦での変化(従業員の待遇等)

イギリスに旅行に来たら、必ず利用するだろうチェーンカフェ「プレタ・マンジェ」。

通称「Pret」(プレット)は、コーヒーだけでは、なく、食事もおいしいです。

イギリス中に店舗が多いですが、特にロンドンに店舗が多いです。

調べてみると、「環境に優しい店舗運営」、「貧困者サポート」、「男女格差」を無くす活動にも積極的な会社で驚きました。

オフィスワーカーが利用することが多かった「プレット」ですが、コロナ渦の在宅勤務 推奨により、経営に変化が起きているようです。

↓「プレタ・マンジェ」のメニューについての記事は、こちらをどうぞ。

食事もおいしい イギリス「プレタ・マンジェ」(Pret A Manger)サラダ、サンドイッチ、スープ6種 食べてみた

目次

1)「Pret」プレタ・マンジェは、どんなカフェチェーン?

☆PRET A MANGER☆

・1986年にロンドンの「ヴィクトリア」に一号店をオープン

・現在、10カ国に586店舗を持つ

・「Pret a Manger」はフランス語。意味は「Ready to eat」出来立ての食事

・サンドイッチなどの食事は店舗のキッチンで作られる、手作りの物。

・コーヒーも食事もオーガニック

2)コロナ渦で「Pret」に起きた変化

「Pret」は、ロンドンに特に店舗が多く、ロンドンのオフィスワーカーがランチで「pret」を利用していました。

しかし、在宅勤務が推奨されてから通勤する人が減り、売り上げが落ち、窮地に立たされたという話をタンデムから聞きました。ロックダウンが終わっても、オフィスワーカーは在宅勤務を続け、オフィスに戻りませんでした。

その結果、現在「一か月£20(約2,800円)でバリスタが淹れる飲み物を一日5杯まで飲める」定期購買サービス(カフェサブスクリプション)を始めて、顧客を集めています。

「Pret」は、ほぼ満席、他のカフェチェーンは空いているという状況を頻繁に見ます。

ときどき、注文を待つ人の列が長すぎて、店員さんが疲れているように見えます。

2021年8月には、従業員は「ストライキ」を行うことも考えました。

その理由は一時的な賃金のカットでした。

・休憩時間は時給が発生しなくなった

・ミステリーショッパーによるサービス態度調査で決められるボーナスの減額(一時間1ポンドだったものが50pに)

kiki

2020年7月には、これらは「一時的なものだ」と「プレット」は自社従業員に伝えました。しかし、2021年には、「永久的」だと方針を変えました。

イギリスの新聞「The Guardian」に、この件についての記事がありました。

https://www.theguardian.com/business/2021/aug/12/pret-a-manger-staff-consider-strike-after-temporary-pay-cuts-made-permanent

イギリスの新聞「The Guardian」に「プレット」の従業員が伝えたこと

I [have] always been working in hospitality but changed to Pret because they used to give better conditions for their employees.

The Guardianより

訳:私は、いつもホスピタリティーで働いていますが、「プレット」に転職しました。「プレット」は、授業員を良い状況で働かせていたので。

With the coffer subscriotion we have more work.More effort.More stress.People never stop going for free coffee.But our conditions as employees are going back instead・・・Now there is not any difference to work between a Pret Manger and [another coffee shop].

The Guardianより

訳:コーヒーのサブスクリプションがあると、私たちの仕事は増えます。ストレスも。みんな、無料のコーヒーのために(サブスクリプションに登録すると一日、5杯までコーヒーなどが飲める)プレットに来るのをやめません。その代わり、私たち従業員としての状況は悪くなっていく一方です。今では、他のカフェの仕事と、プレットでの仕事に何ら違いはありません。

☆「貧困者サポート」、「環境に優しい店舗づくり」、「男女の差」を無くす活動にも積極的

☆貧困者サポート

「Pret」は1995年に「貧困者の負担を軽減するための財団」を設立しました。売れ残った商品は「ホームレスシェルター」に運ばれます。

(イギリスのベーカリーチェーン 「ゲイルズ・ベーカリー」もそうしています。ゲイルズベーカリーについては、こちらの記事をどうぞ。

ロンドンに店舗たくさん。職人が作る、こだわりのパン「GAIL’s Bakery」ゲイルズベーカリー

☆環境に優しい店舗づくり

2018年に、繰り返し使用することが可能なカップを持参すると、飲み物を50p(約70円)割引するサービスを始めました。

お店で使用される電力に「風力発電」、「太陽発電」、「水力発電」を使用し、2019年には店舗で使われる電力を5%減らしたそうです。

水のボトルの使用を減らすために店舗に「Water station」を設置し、浄水された水を店舗に来たお客さん以外にも提供しています。

ホームレスが店舗に入ってきて、お水を飲んでいるのを見たことがあります。

☆「男女格差」を小さくする活動

「Pret」は「男女格差」を小さくする活動もしていて、社内の「Global leadership team」(Pretは世界10カ国にある)の8人に5人が女性だそうです。

社内の、男女の賃金差は、わずか0.4%ですが、その差を無くすための活動をしていて、毎年、報告書をHPに掲載しています。

☆参照ページ

「Pret」の活動については、こちらの「PDF」で詳しく知ることが出来ます。(英文)

https://downloads.ctfassets.net/4zu8gvmtwqss/1TDKFkJkWYtv7bUseurNw7/51deb8b7b34af4de52660ba7fce37757/Pret_A_Manger_2019_ESG_Report.pdf

「Pret A Manger」公式HPより

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ABOUT US

バルサlillyingermany
山奥の米農家長女。27歳で初めてパスポートを作って台湾へ。ヨーロッパは、「別の世界」だと思っていました。日本で英語を使う仕事した後、ワーホリ申し込み不可の年齢になってからイギリス語学留学。 その後、スイスでworkaway(自分で探して手配したから無料)とヨーロッパ旅行。その後、ドイツで一年半生活。ドイツ一年目は、イギリスに10回渡航。 趣味は「イギリスが舞台の映画、ドラマを見る」、「知らない街散策」、「読書」etc。イギリスが好き過ぎて、「イギリスが舞台の映画」をたくさん見ているので、「この映画の、この場面で、△△が出てくる」など詳しくなりました。ブログで紹介している映画、ドラマは99%、自分が見たものです。 サステナブルな暮らし開始。(少しずつ)。通信制大学で社会学を勉強し始めました。 ブログは私が「行ってみた」「使ってみた」等、経験を基に書いています。「なんでもやってみてから納得するタイプ」です。