住民による再開発で蘇ったロンドン「サウスバンク」。「ラブアクチュアリー」ロケ地

クリスマスが近づいてくると、心温まるクリスマス映画「ラブアクチュアリー」が見たくなりませんか?

「ラブアクチュアリー」の撮影にも使われた、ロンドンの「South bank」(サウスバンク)エリアでテムズ川の向こう岸を見るのは、とても気持ちいいです。

「ラブアクチュアリー」より

しかし、私たちが、今、こうしてベンチに座ってテムズ川を眺めてリラックスすることが出来なかった可能性がありました。

どうしてなんでしょうか?

目次

1.「サウスバンク」は、ロンドンの、どの辺?

「サウス・バンク」はテムズ川の南側(東側)のエリアです。

「bank」は名詞「岸、土手」という意味もあり、「サウス・バンク」はテムズ川の「南岸」を指します。

ウォータールー駅周辺、「ロンドンアイ」、「National theatre」、「OXO tower」など観光地がたくさんあります。

最寄り駅はNational rail、地下鉄Metropolitan line「waterloo」駅、Jubliee line「Southwark」駅です。

「ラブ・アクチュアリー」のロケ地

亡くなった妻の連れ子のサムが何か悩んでいる様子なので、話を聞くためにダニエル(リーアム・ニーソン)が訪れたのが「サウス・バンク」です。

2人が座ったベンチは「OXO tower」の、少し西側にありました。

「サウスバンク」は、多くの映画のロケに使われているエリアです。

2)「サウスバンク」の高層ビル化を防いだ「コイン・ストリート」の人々

1970年代、「サウスバンク」は古い建物が立ち並び、荒れ果てていました。

しかし、立地的には「金融街シティ」も近く、テムズ川のほとりで景色も良いので、欧州一、高層のホテルの建設の計画が持ち上がりました。ホテルだけでは、なく、レストランやプール、オフィスビル、住宅など景色が一変してしまうであろう計画でした。

この再開発計画地の中心には「コイン・ストリート」という一つの通りがありました。

「コイン・ストリート」の住民が計画に反対し、「コイン・ストリート アクショングループ」という組織を立ち上げます。

彼らは根気強く活動し、その結果、再開発を計画していた会社は計画を頓挫し、「大ロンドン議会」に土地を売却しました。その土地を「コイン・ストリート アクショングループ」が買い取ります。

専門家の助けを借り、84年、「コイン・ストリート・コミュニティ・ビルダー」という会社を立ち上げます。その後も資金の調達に苦難しつつ、この美しい景観が生まれました。

「コイン・ストリート」の人々には頭が上がりませんね。

↓この「コイン・ストリート」の組織のホームページで実際の写真が見られ、彼らの活動の軌跡が分かります。

https://coinstreet.org/

この建物は「コイン・ストリート」近隣住民のための施設です。

「コイン・ストリート」の話は、こちらの本で知りました。

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3)「サウスバンク」のアトラクション

3-1 「OXO tower」オクソ・タワー

「OXO」はイギリスのスーパーどこでも見られる固形スープの素ですね。

「OXO Tower」 「OXO tower」も現在、「コイン・ストリート・コミュニティ・ビルダー」が所有しています。

「OXO tower」の原型の建物は1900年頃、ロイヤルメイルに独占的に電力を供給するために建てられました。その後、1920年代に建物の権利は「OXO」固形スープで知られる「Liebig Extract of Meat company」(以下LEMC)に引き渡らされます。

「LMOC」は原型の建物の建て替えを決定し、大部分は解体されました。その際に、このタワーが建設されました。

ロンドン市に「人気商品」の電子看板を作りたいと要求しますが却下されます。もっとクリエイティブなデザインにしなければならなかったのです。

そこで、「LMCC」は自社「人気商品」OXOの文字ををかたどった窓をデザインしました。

「OXO tower」は20世紀中盤までリバーサイドの目印的存在であり続けました。

時の経過と共に、テムズ川を使った輸送は減り、取引も減り始めました。1970年代初頭、このタワーは使われずに、放置されました。

「サウスバンク」を再開発しようととしたディヴェロッパー達が買い取りを申し出ますが、彼らは「サウスバンク」の開発をあきらめ、「コイン・ストリート・コミュニティ・ビルダー」が買収しました。

1990年代に、「住宅」、「レストラン」、「展示スペース」、「小売店」に改装されました。

それ以来、数々の賞を受賞し、このタワーの中に入っている「OXO tower restaurant」は素晴らしい景色を見ながら美味しい料理を食べられることで人気です。

3-2 「London aye」ロンドンアイ

おなじみ、ロンドンのランドマーク的観覧車です。

  • 1999年に完成
  • 高さは135m
  • 一周するに約30分かかる
  • 料金は£19.2
  • 営業時間 午前10時から午後8時30分

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ABOUT US

バルサlillyingermany
山奥の米農家長女。27歳で初めてパスポートを作って台湾へ。ヨーロッパは、「別の世界」だと思っていました。日本で英語を使う仕事した後、ワーホリ申し込み不可の年齢になってからイギリス語学留学。 その後、スイスでworkaway(自分で探して手配したから無料)とヨーロッパ旅行。その後、ドイツで一年半生活。ドイツ一年目は、イギリスに10回渡航。 趣味は「イギリスが舞台の映画、ドラマを見る」、「知らない街散策」、「読書」etc。イギリスが好き過ぎて、「イギリスが舞台の映画」をたくさん見ているので、「この映画の、この場面で、△△が出てくる」など詳しくなりました。ブログで紹介している映画、ドラマは99%、自分が見たものです。 サステナブルな暮らし開始。(少しずつ)。通信制大学で社会学を勉強し始めました。 ブログは私が「行ってみた」「使ってみた」等、経験を基に書いています。「なんでもやってみてから納得するタイプ」です。