イギリスのカフェチェーンというと、「Pret A Manger」や「Costa」が有名ですよね。
しかし、それらの強豪を突き放し、イギリス国内で驚異の店舗数を誇るベーカリーチェーンがあります。
「Greggs」(グレッグス)です。
イギリスの第一次ロックダウンが行われた際、「Greggs」は3月16 日から7月2日まで店舗を閉鎖していました。(6月中旬に800店舗のみ再開)そのため、「Greggs」の代名詞とも言える看板商品「ソーセージロール」を恋しがるツイートが相次ぎました。
7月3日に持ち帰りのみで営業再開すると、「ロックダウン以来のソーセージロールだ」と画像入りで喜びをツイートする人がたくさん現れました。
「Greggs Lockdown」で検索すると、生の声が見られます。
イギリス人に愛される「Greggs」は、どんなベーカリーチェーンなんでしょうか?
「ロンドン中心部にGreggsが、ほぼ無い理由」は?
「vegan」ソーセージロールを食べてみました。
目次
1)「Greggs」(グレッグス)って、どんなベーカリーチェーン?
・1951年にニューカッスルで創業
・イギリス国内に約1,700 店舗
・従業員は約25,000人・2019年は「ヴィーガンソーセージロール」を新発売し、大ヒット
・低価格帯のチェーンだけど「中流階級」の中にもファンがいる
1-2 「Greggs」(グレッグス)は自社従業員と社会に利益を還元する企業
2019年の「ヴィーガン ソーセージロール」の大ヒットにより売り上げが前年比7.2%も増えたことにより、全従業員に最大£300(約42,000円)のボーナスを与えたそうです。
利益が出た分、授業員に還元する企業は応援したくなります。日本では、低価格で商品を提供する店の中には、従業員の負担が大きいことがあるので、改善されるといいなあと思います。
また、「Greggs」は慈善事業にも積極的で、今年の9月には学生向けに「サンドイッチ」を購入し、学生証を提示すると好きなパイ、ドーナツ一つ(「ソーセージロール」、「ヴィーガンソーセージロール」、「チーズ&オニオン ベイク」、「ジャムドーナツ」)をプレゼントというサービスを行いました。
1-3 ロンドン中心地に「Greegs」店舗がほとんど無い理由
ロンドン中心地で、よく見るカフェチェーンと言えば、「Pret A Manger」(プレタ マンジェ)、「Starbucks」、「Caffé Nero」、「Costa」です。
「Pret」(以下Pret表記)はイギリス国内全域に店舗がありますが、特にロンドンに店舗が多いです。
ロンドンの中心街で「Greggs」の店舗を見た記憶がありません。ロンドンのバスタ(新宿にある高速バスターミナル)的存在の「Victoria Coach station」にあったなあという程度です。
ロンドンの中心街で店舗を借りるとすると、一年で「£250,000 (約3千5百万円)」の賃料を払わなければいけません。対して、「Greggs」の平均売上単価は£2.7(約378円)なので、利益を得るためには、すさまじい数の顧客が必要です。
「コストがかかり過ぎて利益を出すのが難しい」というのが理由でした。
2)「Greggs」 (グレッグス)食べてみたメニュー
2-1 看板メニュー「ソーセージロール」

「Greggs」の一番人気メニューの「ソーセージロール」を食べてみました。
なんと、80P(約112円」です。

カフェラテを付けても£3にもいきません。
パイがサクサクしていて、おいしいです。
ソーセージは、日本で売っている、「パリッ」としたタイプでは、ないです。
2-2 「ビーフ&ベジタブルパイ」

中身は日本の「ビーフシチュー」と「カレー」を足して割って、「ビーフシチュー」が強めのような味でした。
こちらも、おいしかったです。
カフェラテを付けて、「Greggs」の平均単価の「£2.7」でした。
2-3 「ヴィーガン ソーセージロール」

「ヴィーガン ソーセージロール」って、どんな感じなんだろう?と思っていました。食べてみると、普通のソーセージロールより生姜が効いていて、おいしかったです。
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