映画【彼女たちの革命前夜】「女性蔑視」2022年公開の映画 あらすじと感想

キーラ・ナイトレイ(Keira Knightley)と、今注目の女優ジェシー・バックリー(Jessie Buckley)出演の今年公開の、実話を基にした映画「彼女たちの革命前夜」原題Misbehaviourをご紹介します。

1970年当時、「Miss Worldコンテスト」は世界で一番の視聴者を誇る番組でした。

この映画では「二つの違うサイド」で話が進みます。

1.世界に生中継されているコンテストの会場で「女性が容姿を競わされる大会」の趣旨に抗議、大会妨害を試みた女性グループ

2.その年初めて、この大会に出場した「Miss Grenada」と当時まだアパルトヘイト(排他的人種隔離政策があった南アフリカから初めて出場した黒人代表(それまでは白人しか出場できなかった。この年から白人代表と黒人代表、二人出場することに)

目次

1)「彼女たちの革命前夜」作品概要

上映年2020年3月(イギリス)
舞台となる地、ロケ地ロンドン
上映時間1時間42分
ジャンルドラマ、コメディ

☆「Misbehaviour」とは「不正行為」という意味です。

つづりが「Behaviour」なのは、イギリス英語だからです。(日本の英語教育では、アメリカ英語を習っています。)

☆2020年の3月13日にイギリスで公開されましたが、その翌週にイギリスが全国ロックダウンになってしまったため、劇場で上映された期間は、わずか一週超です。そのため、4月にオンデマンド配信がスタートしました。

2)「彼女たちの革命前夜」あらすじ、感想

2-1 「彼女たちの革命前夜」あらすじ

娘の世話、家事をパートナーと共同で、しながらUCL(University College London)に通うSally(キーラ・ナイトレイ)は「女性の権利解放」の集会で、「女性の権利解放活動グループ」代表のJo(ジェシー・バックリー)に出会う。

当初、彼女の「手荒い」行動に、グループへの参加を拒否していたSallyだったが、大学で「女性蔑視」を感じ、活動に参加することに。

全世界に中継される「Miss World」コンテストを妨害することで「女性の権利解放」を訴えようと計画する。

一方、「Miss World」コンテストにグラナダから初めて参加した「Miss Grenada」ジェニファー・ホステン(Gu Gu Mbatha-Raw)は一番人気の「Miss World」候補のスウェーデン代表のヨハンソンと南アフリカの黒人代表 パール・ヤンソン(前年まで白人しか代表に選ばれなかった。この年から黒人代表と白人代表が出場することに)と仲良くなっていた。

彼女たちは「女性の容姿」を競う、このコンテストを利用して自分の夢に近づこうとしていた。

果たして、「Miss World」コンテストは、Sally達の計画は成功するのか?

2-2 「彼女たちの革命前夜」感想

感想
「女性差別」の問題についての映画だと思い、見たら「人種差別」についても描かれていました。50年前に、こんなに強く「女性」の権利を主張して活動していたことに驚きました。実話を基にした映画で、現在も彼女らは健在なので、70歳を超えています。

「Sally」の母親など、それぞれの「女性」としての生き方の違いから、自分の人生についても考えさせられる映画でした。

3)「彼女たちの革命前夜」と合わせて見たい映画2作

☆「彼女たちの革命前夜」は2022年6月24日 日本公開です。

関連作として、「女性の権利」のために闘った運動を描いた映画2作が挙げられます。

3-1「未来を花束にして」

イギリスで女性の選挙権獲得のための運動(サフラジェット)を描いた映画が「未来を花束にして」です。

ロンドン博物館の「サフラジェット展」を見に行きました。
公開年(日本)2017年
原題Suffragette
上映時間106分
ジャンル実話を基にしたドラマ

「7歳でパート、12歳から社員で、今は24歳です。洗濯女は短命です。体は痛み、セキがひどく、指は曲がり、ガスで頭痛持ち。」

「賃金は?」

「週13シリングです。男性は19シリングで労働時間は3割短い」

「あなたにとって選挙権とは?」

「ないと思っていたので意見もありません。」

「では、なぜ、ここに?」

「もしかしたら…他の生き方があるのではないのかと…」

映画「未来を花束にして」より

1912年のロンドン。洗濯工場で働くモードは、同じ職場の夫と幼い息子と3人で暮らしていた。ある日、モードが見ていた洋品店の窓に石が投げ込まれる。 それは女性参政権運動をしている「WSPU」の「行動」だった。(暴力行使)下院の公聴会で証言をすることになったモードは、これまでの人生(職場でのセクハラ、男性との待遇格差など)を語った彼女は、自分が違う人生を望んでいることに気づく。

「未来を花束にして」をU-NEXTで見る

3-2「ファクトリーウーマン」

「ファクトリーウーマン」概要

公開年2010年(イギリス)
※日本では、劇場未公開
原題MADE IN DAGENHAM
上映時間114分

「ファクトリーウーマン」 あらすじ


ファクトリー・ウーマン (字幕版)

1960年代後半、ロンドンの東の外れ「ダゲナム」にある「フォード」の工場で働く女性たちは、男性との待遇差、会社に「非熟練工」呼ばわりされたことに怒り、「男女同一賃金」にすることを求めます。

会社の幹部との話し合いに参加することになったリタは、幹部の態度に憤りを覚え、ストを決行することを決意します。

自分の考えを的確に言葉にし、男性や幹部にも堂々と発言できるリタの素質と度胸を見込んだ、労働組合員のアルバートは、リタに「男女同一賃金」運動のリーダーになることを勧めます。

本社が「男女同一賃金」を約束するまでストすることにしたリタたち。リタは、演説のため、イギリス中を周り、女性たちの支持を集め、テレビニュースにも取材されます。

女性たちが製造していた、自動車の「シート」の在庫が尽き、工場全体が操業休止になりました。

※労働組合員のアルバートは「女性が、女性だという理由だけで、男性より下の扱いをされるのは、おかしい。終わらせなければならない」と考えている、珍しい男性です。

「ファクトリーウーマン」は「U-NEXT」で見られます。

↓「ファクトリーウーマン」について、もっと詳しく知りたい方は、下記の記事をどうぞ。

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バルサlillyingermany
山奥の米農家長女。27歳で初めてパスポートを作って台湾へ。ヨーロッパは、「別の世界」だと思っていました。日本で英語を使う仕事した後、ワーホリ申し込み不可の年齢になってからイギリス語学留学。 その後、スイスでworkaway(自分で探して手配したから無料)とヨーロッパ旅行。その後、ドイツで一年半生活。ドイツ一年目は、イギリスに10回渡航。 趣味は「イギリスが舞台の映画、ドラマを見る」、「知らない街散策」、「読書」etc。イギリスが好き過ぎて、「イギリスが舞台の映画」をたくさん見ているので、「この映画の、この場面で、△△が出てくる」など詳しくなりました。ブログで紹介している映画、ドラマは99%、自分が見たものです。 サステナブルな暮らし開始。(少しずつ)。通信制大学で社会学を勉強し始めました。 ブログは私が「行ってみた」「使ってみた」等、経験を基に書いています。「なんでもやってみてから納得するタイプ」です。