日本未公開の、実話を基にした、心に突き刺さるイギリス映画「Starfish」をご紹介します。
この映画は、「一瞬で人生が変わってしまい、その逆境に家族がどう立ち向かうかを描いた話」です。
関連作 実話を基にした感動作「ブレス しあわせの呼吸」も、ご紹介します。
目次
1)映画「Starfish」
1ー1 映画「Starfish」概要
公開年 | 2016年(イギリス) |
舞台となった地、 撮影地 | イングランド中東部 Rutland |
1-2 映画「Starfish」あらすじ
小説家のトムは幼い娘グレースと愛する妻ニコラと幸せに暮らしていた。まもなく息子も生まれる予定で、全てが順風満帆だった。
ある日、賞味期限切れのソーセージを食べ、眠りについた。深夜、激しい痛みで目が覚めたトムは一晩中、嘔吐に苦しんだ。翌日昼、寒気と痛みに耐えきれなくなり、外出中のニコラに電話し、救急病棟へ。
病院で、しばらく様子を見られた後、トムの手が変色してきた。ここで、やっとニコラにトムの病状について説明がされる。「ソーセージが原因では、なく、寄生虫がトムの血管に入り込んだ」ことによって感染症にかかり、「敗血症」を引き起こしてしまっている。助かる方法は影響が出ている箇所を切断することだった。
結局、四股を切断、顔の唇周辺も取り除き、二カ月入院した後、自宅に戻ったトム。トムをサポートする周りの人に対して当たり散らす。
※敗血症とは
感染症がきっかけとなって起きる、二次的な症状。具体的には、何らかの感染症を起こしている細菌などが増殖して炎症が全身に広がり、その結果、重大な臓器障害が起きて重篤になっている状態。敗血症を引き起こしたもととなる原因を見つけ、その治療を早期に開始しなければ、命に関わる危険もある。
「ドクターズファイル」敗血症概要より
1-3映画「Starfish」見どころ
☆特殊メイクがリアリティーを出している
唇にまで感染が広がり、切断したトムの顔を忠実に再現した特殊メイクが物語にリアリティーを与えていました。
☆俳優達の演技
トムの娘を演じたEllie coppingをはじめ、俳優たちの演技が素晴らしかったです。
トムの妻ニコラ役の「Joanne Froggat」はイギリス映画、ドラマで活躍している女優で「ダウントン・アビー」、「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」に出演しています。
もし、自分が四股を切断することになったら絶望してトムと同じように周りに当たり散らしてしまうと思います。一瞬で、人生が変わってしまうことがあるので、一瞬一瞬を大事にしなければと思いました。
この映画の英語は、聞き取りやすく、分かりやすいです。韓国では上映されたので、日本でも公開されるかもしれません。2)関連作 映画「ブレス 幸せの呼吸」
この作品は「アメイジング・スパイダーマン」主演の「アンドリュー・ガーフィールド」、「The Crown」主演の「クレア・フォイ」が主人公の割に上映館が少なかったなと思います。
私は、イギリスにいる時に映画館で観て、すごく感動したんですが…。
体が不自由な人の生活、彼らへの偏見を大きく変えた夫婦が主人公のおすすめの感動作です!
2-1映画「ブレス しあわせの呼吸」概要
上映年 | 2017年(イギリス) 2018年(日本) |
監督 | アンディ・サーキス |
撮影地 | ケニア、イギリス |
2-2映画「ブレス しあわせの呼吸」あらすじ
美しいダイアナ(クレア・フォイ)と結婚し、もうすぐ息子も生まれる予定で仕事も順調、幸せの真っただ中にいたロビン(アンドリュー・ガーフィールド)はケニアで突如、倒れる。
ポリオに侵され、首から下が不自由になり、人口呼吸器なしでは生きられなくなってしまったロビン。息子ジョナサンが生まれるも、自分の人生に絶望し、死にたいと思うロビンだったが、妻ダイアナは、それを許さなかった。
「ジョナサンが成長するのを見ていなくてはダメ。」だと。周囲の反対を押し切り、ロビンを家に連れ帰ったダイアナ。当時、体が不自由な人の人権は低く、人間らしい生活は許されなかった。
夫婦の生き方が体が不自由な人達の生活と世間の考え方を変えていく。
もし、自分がダイアナの立場だったら、あんなに強く生きられるだろうかと思いました。体が不自由ながらも、おしゃれをしているロビン。中盤の彼のスピーチがすごく胸に響きます。
感動の涙を流したい方に、おすすめの作品です。
映画「パディントン」のブラウン家のお父さん、「ダウントン・アビー」の「ヒュー・ボネヴィル」も出演しています。![]() |
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