専門学校の学費は、どんな専門職を目指すかで違いますが、3年で400万円(入学金+学費)くらいと、高額です。
高校を卒業する時に、学費が準備できなくても、進学することを諦める必要は、ありません。
何歳だって、専門学校で学べるんです。
お金がなくても、専門学校に進学する方法をご紹介します。
目次
1)教育訓練給付金制度を利用して専門学校で学ぶ
「教育訓練給付制度」は、どんな制度かというと、厚生労働省が実施している「安定して働くためにスキルをつけようとする人をサポートしますよ」という制度です。
1-1 「教育訓練給付」がどうして、「お金ないけど専門学校に行きたい」の解決策なのか?
「専門教育訓練」は、一年以上の専門学校で学ぶコースが対象です。
「お金がないけど専門学校に行きたい」人に、ぴったりです!
え?なんで、それが「お金ないけど専門学校に行けない」時の解決策なの?
と思うかもしれません。
初めて「教育訓練給付制度」を利用する場合、雇用保険に二年間、加入していれば、「専門教育訓練」を受けられます。
二年間、働いて、雇用保険に加入し、貯金して、「専門教育訓練給付」を利用して、専門学校で、学びたいことを学ぶことができるんです。
ワクワクしませんか?
「教育訓練」給付額、限度額
訓練 種類 | 給付 (%) |
一般教育訓練 | 受講費用の20% (上限10万円) |
特定一般教育訓練 | 受講費用の40% (上限20万円) |
専門教育訓練 | 受講費用の50% (年間上限40万円) |
1)一般教育訓練給付制度とは?
1‐2 「一般教育訓練給付制度」利用対象者は?
直近の一年間、雇用保険の被保険者だった方が利用対象です。離職中でも講座は受けられます。
☆現在、在職中で雇用保険の被保険者の場合
・講座が始まる日に雇用保険の被保険者である方、尚且つ、直近一年間、雇用保険に加入していること
☆離職中で、かつて雇用保険の被保険者だった方
・講座が始まる日に雇用保険の被保険者では、ない場合、雇用保険の被保険者の資格喪失日(離職日の翌日)から一年以内の方。(妊娠、出産、育児などで、この給付金の適用期間が延長された場合は最大20年以内)。
尚且つ、離職前の雇用保険加入期間が一年間以上の方。
以前、この制度を利用したことがある方は、雇用保険の加入期間が三年間必要です。前回の給付金受給日から今回の講座開始日まで三年以上、経過していなければなりません。逆に言うと、三年経過して、他の講座を受講したいと思ったら、またこの制度を利用できるということですね。
1- 4「一般教育訓練給付金制度」を利用して、どんな講座が受けられる?
厚生労働大臣教育訓練講座検索システム(http://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/T_K_kouza)
こちらで、どんな講座を受けられるか検索できます。
語学系だと「通訳案内士」、「日本語教師」養成講座、「IELTS」、「中国語」などです。
「CAD」、「簿記検定」等、さまざまな講座が受講可能です。
2)専門実践教育訓練給付制度
2-1「専門実践教育訓練給付制度」は、どんな制度?
平成26年、中長期的なキャリア形成支援のために、「一般教育訓練制度」が拡充されたのが、「専門実践教育訓練給付制度」です。より、就職、再就職に結びつきやすい専門的な技術が学べます。
2-2「専門実践教育訓練給付制度」利用対象者は?
・講座が始まる日に45歳未満であることが条件です。
☆現在、在職中で雇用保険の被保険者の場合
・講座が始まる日に雇用保険の被保険者である方、尚且つ、直近、二年間、雇用保険に加入していること
☆離職中で、かつて雇用保険の被保険者だった場合
・講座が始まる日に雇用保険の被保険者では、ない場合、雇用保険の被保険者の資格喪失日(離職日の翌日)から一年以内の方。(妊娠、出産、育児などで、この給付金の適用期間が延長された場合は最大20年以内)。尚且つ、離職前の雇用保険加入期間が二年以上の方。
以前、教育訓練給付金を利用したことがある方は雇用保険の加入期間が三年間、必要です。
2₋3「専門教育訓練給付金制度」の支給額は?
・教育訓練費用の50%(年間上限40万円)
「年間上限」と書いている訳は、この講座で取得できる資格は専門的な資格が多く、取得まで数年かかるものもあるからです。
更に、教育訓練終了後、一年以内に目標の資格等を取得し、就職を果たし、雇用保険の被保険者となった場合、教育訓練経費の70%(年間上限56万円)が支給されます。(再計算され)
2₋4「教育訓練給付金制度」を利用して、どんな講座が受けられる?
こちらから検索できます。
https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/SSR/SSR101Scr01S/SSR101Scr01SInit.form
「建築士」、「あんまマッサージ師」、「はり師」、「美容師」、「理容師」、「看護師」、「キャリアコンサルタント」…などです。
パティシエコースなど、本当にたくさんの資格の講座があります。
「自分が勉強したいものは、あてはまらないだろう」と思わずに一度、見てみることをお勧めします。
今、やりたいことが無くても、何かひらめきがあるかもしれません。
高校卒業時に、就職しか選択肢が無かった方も、この制度を利用すれば、自分が勉強したいことを学校で学べます。
まとめ
もっと詳しく「教育訓練給付制度」について知りたい方はハローワークに、お問い合わせをお願いいたします。
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_education.html
・地方自治体の「資格取得支援」を利用する(看護師など)
「資格取得支援」している地方自治体を探すことが出来ます。その自治体に住んで住民登録し、税金を納めていないと助成されませんが、もしかしたら、今、住んでいる自治体で「資格取得支援」を行っているかもしれません。
看護師は卒業後に、その自治体の病院で一定期間、働くことを条件に奨学金を受けられる制度もあります。
私は東京に住んでいる時、税収が多い自治体に住んでいました。
- 図書館がキレイ
- 国内旅行する時、補助金が出る
等、公共サービスがすごく良くて気に入っていました。
もし、オンラインで仕事が出来るなら、どこに住んでもいいので、公共サービスが良い自治体に住むのがいいですね。
・働きながら技術を取得できる仕事を探す
・マッサージサロンセラピスト
大手のマッサージサロンは自社の学校を持っていて未経験から技術を取得できる所もあります。
・リラク https://seranabi.jp/career
・調理師
「料理人」は、海外でも仕事が見つかりやすいです。調理の実務経験が二年あれば、「調理師」試験、受験資格が得られます。
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